平野裕子・米野みちよ編『外国人看護師――EPAに基づく受入れは何をもたらしたのか』が、5/9『宮崎日日新聞』読書面「新刊ガイド」欄で紹介されました。(東京大学出版会サイトより)http://www.utp.or.jp/news/n41025.html
経済連携協定(EPA)により来日した外国人看護師・介護福祉士についての研究が不十分だと編者。「単に「労働力」として、日本車や液化天然ガスとのバーター」として捉えてはならないと指摘、包括的な研究に取り組んだ。外国人看護師らは「言葉の壁」だけではなく、別の施設に転職しにくく、家族帯同が困難なことなどから、すでに全体の1/3以上が帰国していた。外国人看護師らが抱える問題は「とりもなおさず、日本社会の問題である」と説く。
※そのほか、5/15『山梨日日新聞』『信濃毎日新聞』、5/16『山形新聞』『下野新聞』、5/23『佐賀新聞』『大分合同新聞』でも紹介されています。